【コラム】気持ちのいい吹抜 ~メリットとデメリット~
代表の高橋です。
翔・住空間設計では 快適な空間づくりのためによく吹抜けを計画提案させていただいております。
ですので、今回は吹抜についてのお話を。
吹抜は空間を視覚的にも心理的にも広く見せる効果があります。部屋の広さが同じでも一般的な平天井と吹抜天井とでは見え方や広さの感覚がだいぶ変わってきます。
ですから、狭小住宅のような敷地の制限や床面積の制限が厳しい建物に吹抜は有効な空間となってきます。狭い空間をいかに広く見せ、快適空間にするかが腕の見せ所です^^
写真(1月15日撮影)はリビング部分に吹抜があるLDKの昼間の様子ですが 真冬ですと太陽高度が低いので吹抜けに設けた窓のおかげで このように部屋の奥まで太陽の光が届きます。
逆に夏は太陽高度が高く、昼間の太陽は建物のほぼ真上に来るので窓付近にしか光が入り込まず真冬の様に光が部屋奥まで入る事もないので暑くならずに済みます。
夏は涼しく、冬は暖かくなるように光の調節を軒の出を出したり、庇を付けてコントロールしてあげてます。実際、冬の日中は太陽の光で部屋がぽかぽかになりますのでエアコンをつける必要はないですね。
吹抜のデメリットとしては空調になるかと思います。1階リビングでの吹抜ですと2階の空間とつながる場合が多くなり体積が増えますのでそれだけエアコンの効きが悪くなります。
2階リビングの吹抜は吹抜だけの体積増加になるので1階リビング吹抜ほどデメリットは感じません。1階リビング吹抜でも吹抜を2階空間と区切ってあげれば2階リビング吹抜と同じになります。
ですが、どちらにせよしっかりとした断熱計画が必要になってくると思います。
あと、「1階に吹抜を設けると2階部分の床面積が削られてもったいない。」とよく言われます。正直、その通りです。吹抜は余裕の空間になりますので必要な部屋数を確保しようとすると2階部分の一部が吹抜けとなり床面積には入りませんが建物が大きくなってしまい建築費アップにもつながってしまいます。
2階リビングの吹抜は もともと屋根になる空間(小屋組み部分)を吹抜けにしますので建物自体も大きくならずにコストアップもそれほどありません。ですから、2階リビング吹抜けはおすすめです。難点は屋根の向きに制限が出てくることくらいでしょうか。
あと、吹抜けで共通して気を付ければならないことは屋根断熱と雨音対策です。吹抜は屋根直下になることがほとんどですのでしっかりとした断熱をしなければなりません。雨音も屋根材がガルバリウム鋼板だと音がしやすくなります。
翔・住空間設計では 長年住宅を設計、監理してきて試行錯誤してしっかり対策して施しておりますのでご安心ください^^
観葉植物は冬になると成長を止めますが、我が家の植物たちは部屋が温かいためか真冬でも新芽が出たりとしっかり成長し続けています^^
写真のハイビスカスは夏の間はテラスにいるのですが 冬は越冬させるために部屋内に移動させます。ですが、休眠どころか花が咲きました(笑) 他にもつぼみが付いているのでまだまだ咲きそうです♪
吹抜けのおかげで真冬でも常夏なリビングです^^
愛知県安城市に事務所を構える翔・住空間設計は、一級建築士が在籍しており、性能・デザインを叶えながら難易度が高いと言われる土地の小さい「狭小地」、正方形や長方形でない「変形地」での設計を得意としております。キャンプ用品や家事で収納に困っている方、アウトドアリビングでBBQやお茶会などを楽しみたい方、自然を身近に感じられ、心地の良い風や光を室内に取り入れてくれる中庭など、お客様のライフスタイルや趣味に合わせた設計をご提案いたします。また、インテリアコーディネーターが在籍しているため家具やインテリアのトータルコーディネートも可能です。自然がいっぱいで狭小地ならではのこだわりが詰め込まれたモデルハウスがあるため、ぜひ住み心地の良さを体感しに来てください。こだわりを叶えられずハウスメーカーや他の設計事務所などに断られてしまった方も、安城市を中心に名古屋市、知立市、刈谷市、碧南市、高浜市、西尾市、豊田市、岡崎市、幸田町などが対象エリアでもある翔・住空間設計まで、ぜひ一度ご相談ください。エリア外の方もまずご相談ください。あなたの家づくりへこだわり、理想を叶え、夢のマイホームをカタチにします。